うどんと言えば香川ですが、多摩地区にも武蔵野うどんがあるし、とりわけ八王子にはうどん屋さんが多い気がします。あまり嫌いだという人を見かけない、我々にとっては当たり前の国民食です。シンプルがゆえに奥が深い麺料理です。

Googleマップの評価は現時点で★4.5と超超高得点！

高評価 ( ＾∀＾)👍

• 「正直言って旨いです」
• 「こういう不揃いのうどん好きです！」
• 「4玉でも5玉でも美味しいから食べれちゃう」

低評価 ( *｀ω´)👎

• 「ぼそぼそパサパサ」
• 「硬い印象しかなく、並んで食べるほどではない」
• 「好みが分かれると思う」

など、確かに評判が良いだけに好みは分かれるでしょうね。

マップで検索してズバ抜けて点数が高かったのがこの「ふたばや」さん。何の気なしに行ってみたら、すでに閉まっていた。次に行ってみたら、大行列、、、。まじか、すげーな。表通りにも面していないし、昼しか営業していない。にも関わらずここの人気。一体どうなってるの？

久しぶりになんとかタイミングがあって中に入ることができた。店内は所狭しと満員状態。店に入ったらメモ用紙に「うどん2玉、天ぷら」とか注文を書いて看板娘に渡すシステム。

製麺室では魔闘気を帯びたご主人がせっせと麺を伸ばしている。やっぱ、うどんは手打ちに限るわ。ほんとはがっつり食べたいけれど、そんな空腹でもなかったので1.5玉でシンプルに「ざるうどん」いただきます。

前回来た時は温かいうどんでトッピングなし。初めての「ふたばや」は驚愕だった。手打ちならではの麺の感じ。コシが強くて小麦の香りと味が存分に味わえた。

うどんはどの店でもそこそこうまいが、食べて感動したのは香川で食べた時以来。香川のうどんは本当にうまかった。

卓上には塩と七味とすりゴマ。

混雑していたが程なくして
「うどん」が運ばれてきた！

＼どーん！／

これが1.5玉。薬味と漬物がつく。うどんの横には野沢菜かな、青菜が添えられている。

このうどん、ボコボコなのがわかりますか。武蔵野うどんぽい褐色がかった色み。基本的に太めですけど、手打ちゆえに太さもまばら。ざるは水でシメているので余計にコシが強くなってる。

ツルツル、シコシコというよりモグモグ、ガシガシという感じ。1/fの揺らぎを思わせる、この不揃いがなんとも言えない。空気が程よく含まれていて小麦の味が引き立つ。

うどんつゆは全然こだわりがなくて、ごく普通のつゆ。あっさりしてる。薬味を入れてもほとんどうどんの印象は変わらない。

麺なんですね、あくまで麺が主体という感じ。麺が良ければ何つけてもいいじゃんの方向性。ご主人が毎日、長年にわたって打ち続けてできたこのうどん。ここにたどり着いたんだろうな。

口コミにもあったけど、京都や九州のうどんに比べたらコシや味が主張しすぎているかもしれないが、すすった時のインパクトたるや、他にはない存在感。

ご主人を始め、ふたばやの高齢化が進んでいるので、こんなこと言うのあれだけど、行ける時に行ってみてください！

ふたばや

〒192-0904 東京都八王子市子安町 1-44-5