ふと、清瀬の「ひまわりフェスティバル」というものを見てみたいなぁと思い、最近はほとんど訪れていない、北多摩方面へ足を伸ばした。広い敷地に10万本ものひまわり。行けばすぐわかるだろうとタカをくくっていたが、目的地に全くたどり着けない!どうなってるの?出発も遅かったけど、結局こんな感じになってしまいました。
Googleマップの評価は現時点で★4.0と超高得点。高評価の意見は
- 「値段の割には、味もしっかりしててとても美味しかったです」
- 「ここで食べたくて帰省するほどハマってます」
- 「店は古いけど久米川の名店ですね」
- 「ラーメンも油そばも絶品です!」
など、古くからのファンが多いようですね。い方、低評価の意見は
- 「延びてね?って位腰がない」
- 「旨くは無いね❗」
- 「大したことのない普通の味」
車は近くに置いて、歩いていかないとダメでした。イベントは4時頃にすでに終了していて、誰もいません。ぬかるんだ道をとぼとぼ歩きながら、仕方なくその場を引き返す。残念。
こっちの方に来たのは随分久しぶりなので、どっか寄って行きたいなぁ。なんとなく久米川あたりを横切ってみようか。
あてもなくぶらっと久米川駅周辺を歩いてみる。駅が新しくなったのと、店が入れ替わってるので、昔とは明らかに違うけど、ぱっと見はそんなに変わってないのかなぁ。と古い記憶を辿っていると、暗がりに怪しく浮かぶ一軒の古いラーメン屋さんが目に入った。
ん?「ラーメン和」か、なんか知ってるぞ、よく覚えてないけど、なんか知ってる。奥の方に眠っている記憶を呼び覚ますため、迷わず入店。
入り口の券売機で食券を買う。うん、来たことある気がする。ボタンを押す動作、一挙手一投足が奥底に眠る記憶へと誘う。
渋い木のカウンターのみの狭い店内。懐かしい昭和のラーメン屋。ラジオからは野球中継が流れている。この感じ、、、まだ記憶はぼやけている。なかなかたどり着けない!ん?これはデジャブか。
麺を最高の状態でお出しする為
一度に四ツしか茹でません
ご迷惑をおかけしますがご了承ください
の張り紙。先客の職人風のおじさんが黙々と麺を啜っている。
卓上にはおろしにんにく、七味、胡椒。どんなラーメンだったっけ。
ほどなくして「ラーメン」が出来上がった!
\🍜トン!/
おお!オーソドックスでシンプルな見た目。トッピングはもやし、チャーシュー、メンマ、海苔。スープは白濁していて脂が浮いている。うまそう!
スープは豚骨がベースで背脂がうっすら浮いている。ほとんど塩に近い醤油というか、どっちかよくわからない感じ。懐かしい、古いラーメンの味。強いて言えば、ホープ軒に近い味付け。昔はこんなのが主流だったなぁ。知ってる、この味知ってる!
黄色味がかった麺は短めで中太縮れ。やわめに茹でられた麺の食感は、モチモチでプニプニしている。うわぁ、懐かしいこの感じ。そうだ、夜中にふらっと来たことがあるぞ。夜中までやってるので、思い立って食べに来たことがある!懐かしい!全然変わってない!
バラチャーシューもホロッホロで口の中で崩れる。うめー!
メンマは普通。
シャキシャキのもやしを麺に絡めて啜る。あぁ、もやしがうまい!
この麺独特。柔らかくて腰が無い。しかも、空気をよく含んでいるのか妙に軽い。昔のラーメンでこんなだったよなぁ。なるほどシメの一杯には最高。
通っていたわけではなかったので、すっかり忘れていたけれど、懐かしい味で記憶を呼び戻すことができた。確かに当時は夜な夜なラーメンを求めてうろついていた。今もだけど。懐かしの味に出会えてちょっとした感動を味わいました。
ラーメン和
〒189-0013 東京都東村山市栄町2丁目21−23