ラーメンブーム黎明期にはかなりメディアにも取り上げられていたので、知っている人も多いと思う。店舗に看板はなく営業中を知らせるための「牛の骨」がぶら下がっている異様な光景。さながら秘密結社か怪しい会員制クラブのようだ。その言わずと知れた人気店の分店が相模原のコピオにある。
Googleマップの評価は現時点で★4.0と超高得点。
高評価 ( ＾∀＾)
- 「定期的に食べたくなるラーメンです」
- 「チャーシューもとろとろで美味し」
- 「ノーマルなラーメンが逸品なお店は、アレンジ料理も美味しいですよ」
- 「がんこという名前なんで、構えて入店しましたが、喋ってても平気でした」
低評価 ( *｀ω´)
- 「こんなに澄んで透明なスープなのになんでこんなにしょっぱいの？と思う」
- 「値段が高く、味が濃いだけのラーメンでした」
- 「好みだけど、言う程かなぁ」
など。この店の特徴でもある「しょっぱさ」に不満があるようです。
「がんこ」と聞いちゃうとクレイジーな店主を思い浮かべてしまいがちだけど、全くそんなことはない。場所も津久井湖にほど近いコピオ内にあるので家族連れもOK。
営業時間も昼の部は15:00まで、夜も22:00までやっているので余裕をもって行ける。ただ、定休日とスープ不出来の日はちょっとややこしい。
入り口の券売機で食券を購入する。基本的に塩、正油、青唐辛痛があって、その他につけ麺や限定、アレンジなどがある。また、チャーシューがモモ、鶏、バラの三種類がある。
何度か訪れているものの、ついつい人気No.1の「塩ラーメン（モモ）」800円を選んでしまう。食券をお兄さんに渡すときに味の濃さを伝える。お店の一押しは４だけど、結構しょっぱいので３にしておきます。
店内は清潔感があって長いL字のカウンターとテーブル席も一応ある。
卓上には三種類のコショウと一味。
目の前には味の濃さ表が貼ってある。「基本のがんこ味」は４で味は濃いめというかしょっぱい。ここが意見の分かれるところだが、注釈にもある通り味の濃さが増すとタレの旨味がよくわかる。逆に薄味になるとスープの味がよくわかるとある。
何も知らずに、基本のがんこ味を頼むとやっぱりちょっとしょっぱい！となる。このしょっぱさの向こうに店のこだわりがある。
香味油もいろいろ選べるようです。
とにかくいろいろこだわっていて「当店のスープ」という張り紙には
・吉備黄金鶏
・天城黒豚
・季節ごとに産地厳選の３種の鰯煮干し
・国産にんにく
・国産生姜
を使用し、スペースシャトルにも積み込む逆浸透式の浄水装置で濾過した超純水で独自の頂点滞留方式で煮出した唯一無二のスープです！代名詞でもある、しょっぱい「がんこ味」、がんこ味よりも優しい「マイルド味」、お好みでお楽しみください。
とある。やばいでしょ、スペースシャトル出てきちゃいましたからね。だから宇宙ラーメンですよね。
はぇ〜、
と感心していると
「塩ラーメン（モモ）」
が出てきましたyo！
楽しみ！
＼🍜ドン！／
おお！これですよ！この見た目。う、美しい！がんこ分店とプリントされた白い器に透き通ったスープ、大きなモモチャーシュー、細長い穂先メンマ。その上にネギが添えられている。表面にはうっすらと鶏油が浮いている。タマンねぇなこりゃ！
黄色味がかった麺は中細ストレートで少しウェーブがかかっている。香りもよく、めちゃめちゃうまそう。
早速スープからいただきます。
(´∀｀)
おー！基本のがんこ味よりも一つ下げて3にしたけど、結構これもしょっぱい。塩ダレの旨味を感じる。塩に対して甘みは変だけど、岩塩なんかにあるような甘みを奥に感じる。上品でさっぱりしているけど、スープには雑味がなく、奥行きとコクがある。うんメー！
このモモチャーシューの大きさが圧巻！器の半分以上を占めている。でかい！
この麺がまたツルツルした喉越しで程よい弾力がある。がんこの塩味は麺そのものの旨さを引き立てている。
穂先メンマは柔らかくシャキシャキとした歯ごたえが良いアクセントになってる。
好みに合わせてコショウを振ってみる。ラーメン屋には大抵コショウが置いてあるが、ここまで変わるかってくらい変化する。シンプルな味がゆえにコショウの存在感が映える。十分な味変。
薄くスライスされたチャーシューは柔らかく肉の旨味が口の中に広がる。このチャーシューうめー！他のも食べたい！
「がんこ」とか「こだわり」とかいろいろあるけれど、場所柄おばあちゃんがスーッと店の中に入っていくあたり、店の許容範囲の広さを感じる。まるで強面が子猫を抱いているような雰囲気もある。しょっぱさの向こうには旨味とやさしさがある。
元祖一条流がんこ総本家分店
〒252-0104 神奈川県相模原市緑区向原 4-3