あちこち食べ歩いていると、世の中には様々な「専門店」があることがわかってきた。マニアックな方向性で絞っていくと、一見不利な気がしてしまうが、実際は希少性が高まって、地域性も薄れていくので遠くからの来客も期待できる。それが逆に強みとなる。どの分野にも言えることかもしれないが、総合商社のようなところに勝つには際立った専門性なのかもしれない。
Googleマップの評価は現時点で★3.8とまぁ良い点数。
高評価 ( ^∀^)👍
- 「先代の香雨庵のカレー出汁を引き継いだカレーそばが美味しい」
- 「店員さんがとても親切で店の雰囲気もよくて また行きます」
低評価 ( *`ω´)👎
- 「客数の割に注文してから出てくるまで遅い」
と、なんせクチコミ数が5件しかないので、あまり参考になるような情報が少ない。
八王子市は秋川街道沿いにデカデカと「カレーそば」の看板があった。なぜか今まで見落としていた、特に気にしていなかったのだが、よく考えたら「カレーそば専門店」って二度見するレベル。
そのままフラ〜っと立ち寄ろうとしたけど、営業が昼のみ(11:30〜15:00)なので、なかなかタイミングが悪くて幾度となく失敗を重ねてしまった。
そして、ついに狙いを定めてようやく行くことができた。店内は座敷とテーブル席があって、モダンなお蕎麦屋さんといった感じの内装。
メニューは当然「カレーそば」が中心だが、普通のお蕎麦もある。
基本的には国産豚バラ肉を使った「豚カレーそば」880円か、やわらか国産鶏もも肉を使った「鶏カレーそば」880円が中心。
ランチメニューがあったので、とりあえず「鶏カレーそばランチセット」950円をオーダー。ランチセットははなめ茸?ご飯か白ごはん、アイスコーヒーの中から一つ選べる。ここは魅力的な「なめ茸ご飯」にしました。
卓上には七味がある。
ところで、店を見渡すとちょこちょこ「メンマ」の文字が出てくる。メンマを推している。メニューにも絶品!!メンマとありました。
以前、こんなお客様がいらっしゃいました。帰り際、メンマのお持ち帰りを3つご購入されました。そして、翌日またいらして再び3つご購入されました。
「あれ、、、昨日いらっしゃいましたよね?」「ええ。昨日の分は全部息子に食べられてしまって、私の口に入らなかったものでして、、、」
それを聞いて、この美味しさを皆様にもお伝えしたいと思います。
という小噺?のような話が載ってました。テンションは高いのかもしれない。ちなみに、プラス50円でメンマ丼に変更できるのか、しまったなぁ。
程なくして
「鶏カレーそばランチセット」
が出てきました!
\\\\٩( ‘ω’ )و ////
おお!なかなかいい見た目じゃないですか!なめ茸ご飯があって、カレーそばと漬物。
カレーそばの器がまた独特。手作りっぽい楕円形のふにゃふにゃした形。雰囲気ある。
トッピングは白髪葱、さやえんどう、ネギ、鶏肉が入っている。
なめ茸ご飯は特製のなめ茸がご飯の上にかかっている。これは久しぶりのなめ茸。ご飯によく合うし、うまいんだなこれが。
そばつゆは、よくあるカレーうどんとは違って見た目はカレーっぽくない。いわゆるカレーとそばつゆを混ぜたような感じではなくて、そばつゆにカレーの風味を足したような感じ。ほんのりカレーの、スパイスの香りがする。また、餡掛けのような「とろみ」もついているので熱々。
味はカツオの香りがブワッと鼻を抜ける、出汁感の強いそばつゆ。ピリピリとカレーのスパイシーな刺激もある。
蕎麦は細めで蕎麦殻を練り込んだ黒っぽい色合い。もちっとした食感で香りがとても良く、とろみのあるそばつゆによく絡む。
ネギはシャキシャキした歯ごたえで爽やかな風味。
鶏肉はプリプリっとした食感で食べやすい大きさにカットされている。
途中、漬物を挟みつつ。
麦飯が混ざった「なめ茸ごはん」は甘くてトロッとしたなめ茸がご飯によく合う。懐かしい味!これだけでご飯何杯もいける!
例によって、ご飯を少し余らせて、絶品蕎麦つゆにドボン!これはこれでめちゃめちゃ合う!後半になるにつれそばつゆのとろみは失せてきてしまうが、カレー蕎麦雑炊もなかなかのもの!うまい!
いやぁ、カレー蕎麦は想像とは違っていたけど、なんだか繊細な感じでこだわりのある、うまいカレー蕎麦でした。こうなると豚カレーの方も気になるし、なんつってもメンマ丼も食べてみたい。ここでしか食べられない味です。
カレーそば大河
〒193-0803 東京都八王子市楢原町 456-3