【編集後記】東京駅周辺を歩く3

建築家

1989年に東京国際フォーラム設計についての国際公開設計コンペで最優秀作品に選ばれたのは、アメリカ在住の建築家ラファエル・ヴィニオリ氏の作品。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて建物全体は二つ星、ガラス棟は三つ星に指定され、世界中の人が注目する観光スポットとなっています。

コンセプト

分散配置した主要施設を均等に連絡するロビー空間は、一つのオブジェクトとして光溢れかつ輝く空間とするためと、4つのホールの足元に生まれた地上広場を視覚的に一体化させ、より広いパブリック空間として認識できるようにするため、透明なガラスで覆われました。

敷地の歴史

東京国際フォーラムの建つ敷地は、江戸時代には大名の上屋敷が並ぶ大名小路と現在の馬場先通りの交点に位置し、土佐藩・阿波藩の上屋敷があった場所です。

ホールA

世界で有数の規模となる屋内コンサートホールで、客席数は2層構造で5,012席。8か国語同時通訳システム、AVネットワーク、音響設備、舞台機構も完備。

ホールB7

Bブロック最上部にあたる7・8階にある面積1,400m2の平土間形式のオープン・スペース。可動式の間仕切りで分割しての使用も可。8か国語同時通訳システムなどを完備。

ホールC

コンサート向けのホールで、客席数は3層構造で1,502席。コンサートホールシェーパーや残響可変装置など、最新の音響設備を完備。

ホールD7

引出し式の座席など採用した多目的ホール。

概要

  • 設計者: ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Viñoly)
  • 構造設計:渡辺邦夫
  • 設備設計:森村設計
  • 所在地: 東京都千代田区丸の内三丁目5番1号
  • 開館年: 1997年1月10日
  • 階数: 地上11階、地下3階
  • 建築面積: 21,000m2
  • 延床面積: 145,000m2
  • 敷地面積: 27,000m2
  • 総工費: 1,647億円(用地費は除く)

東京国際フォーラム

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5−1

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