淡麗とか清湯系のラーメンがあっさりしすぎて、正直あまりよくわかっていなかった。年齢を重ねるにつれ、だんだんとこってり濃厚がキツく感じて、あっさり中華そばに好みが傾倒してきている。昔の印象が邪魔して、しばらく離れていた坂内だが、今一度その味を確かめたくなった。
Googleマップの評価は現時点で★3.7とまぁ良い点数。
高評価の意見
- 「チャーシューは絶妙( =^ω^)」
- 「そこらのラーメンよりよっぽどクオリティ高いとおもいます」
- 「坂内まつりの時は390円で食べられます!」
- 「20年通う大好きなラーメン」
低評価の意見
- 「久し振りに行ったら塩辛くなっていた」
- 「チャーシューが、しょっぱいし、固かった❗」
- 「福島とずいぶん味が違うと思います」
など、味に対する意見が分かれているようです。
今となってはあちこちで見かける喜多方ラーメンチェーンの「坂内」。店の前には「創業価格まつり」のポスター。680円が480円?へぇ、安いね。こりゃちょうどいいから食べていこう!
坂内かぁ、めっちゃ久しぶり。どうかなぁ。
明るい店内はそこそこのキャパで広くもなく、狭くもなく。壁には「創業価格まつり」のポスターがビシーっと貼ってある。
メニューは全体的に淡くてあっさりした雰囲気。「和風冷やしラーメン」780円とかもあるんだ。チャーシューの盛り付けが特徴定ですね。
餃子とか炙り焼き豚ご飯などのサイドメニューもあって、「大和川」という喜多方の地酒も置いてありますね。
はぁ、セットメニューもなかなか魅力的。
ただここはやはり「創業価格まつり」ということで喜多方ラーメンがワンコインを切る値段で食べられるわけですから!ラーメンお願いします!
卓上には醤油、酢、ラー油、坂内オリジナルのコショウ。
目の前には「極上の会津」というフリーペーパーが置いてある。グルメのページには喜多方ラーメンの紹介がありました。
会津の郷土玩具といえば「赤べこ」。
壁には坂内のこだわりが貼ってありました。
喜多方ラーメンの歴史
その歴史は大正末期から昭和初期に遡ります。当時、市内にはラーメン店というものはありませんでしたが、中国から渡ってきた一青年がチャルメラを吹き 屋台を引いてラーメン(支那そば)を売り歩いていました。その手作り支那そばこそが八〇有余年の歴史を持つ喜多方ラーメンの元祖と言われています。
ほー、なるほど、原型は支那そばなんだな。へぇ。
焼豚
しこむタイミングや量を調整し、できるだけ出来立てを食べていただけるように、自店で完全手作り。余分な油を落としてトロけるような軟らかさに仕込みました。
麺
お客様が召し上がるタイミングに合わせて熟成させた、水分多目の優しい味わいです。もちもちシコシコ 愛を込めた”手揉み”の「平打ち熟成多加水麺」。
スープ
豚骨の旨味だけを時間をかけてじっくり炊き出しました。あっさりしているのにコクがある透明スープ。
とある。確かに喜多方ラーメンの三要素といえばチャーシューとあっさり醤油味の豚骨スープに平打ち麺という印象。
そんなこんなで「喜多方ラーメン」が出てきましたよ!
\🍜バン!/
おお!こだわりとかを読んだから完全に喜多方モードに入ってる。いいじゃんこの見た目。シンプルでうまそう!トッピングは花を咲かせたようなチャーシューとメンマ、上にはネギがのっている。普通のラーメンにもこれだけチャーシューが入ってるのね!いいね!
早速いただきます!
🙏
スープは透明感のある清湯スープ。うっすらと脂が浮いている。んん!!あっさりしてるけど豚骨のまろやかなコクがある!うめー。輪郭がある醤油もキリッとしている。
麺は艶々した加水率の高い手揉み麺。この縮れがあっさりスープをよく持ち上げる。んん!!口当たりが良くてモッチモチのツルシコ麺!
メンマもシャキシャキ。
そしてこのチャーシュー。柔らかくて適度な弾力がある。味がしっかり染みていて、噛むたびにジュワッと肉の旨味が広がる。味は濃いめで存在感をアピールしている。つまみにも良さそうなチャーシュー。
結局、長い月日を経て味覚はだいぶ変わっていたことがわかった。はっきり言って坂内のラーメン、めっちゃうまかった。あっさりしている方が、個々の素材や持ち味が際立つ。あ、それと「創業価格まつり」は明日でした。
【閉業】喜多方ラーメン 坂内 八王子店
〒192-0085 東京都八王子市中町 7-9 中町ビル 1階