困ったときの「揚州商人」ってことで、深夜の徘徊へと繰り出し立川に向かいました。暗闇に光る看板がなんとも近未来感を醸し出してる。妙に古めかしい感じ。川崎にあった「電脳九龍城」的な陳腐さもあるが、ブレードランナー的な映画のセットの要素もあったりする。とにかく立川のあの一角にうまく溶け込んでる。
Googleマップの評価は現時点で★3.8と高得点。チェーン店にしてはかなり高得点。
高評価👍
- 「昔っから好きで何回も言ってるお店」
- 「お昼のランチがお得。プラスメルマガをとっていると餃子が100円で食べられます」
- 「なによりここの杏仁豆腐は美味しいです」
- 「メニューが多いので選ぶのも楽しく、他店にはなかなか無いような物があるので嬉しいです」
低評価👎
- 「水も出さず、呼び鈴を3度押しても店員は来ず」
- 「食べ終わる前に食器を下げようとし、帰るようプレッシャーをかけてきます」
- 「分煙されてないのでタバコが苦手な人はやめた方がいいです」
一年ぶりに訪れて、前回の口コミ数262件から438件まで伸びてますねぇ。どちらの意見も的をいる内容だと思います。いろいろ種類があって、うまくて最高だけど、雑だし割と待たされることは多い。
例によって、ズラっと並んだサンプルを眺めて予めメニューを決めておく。どうしようかなぁ。たまには、ノーマークでもいっちゃおうか。ということで目についたのが「タイルーメン」という真ん中にドンと豚バラが乗ったラーメン。
店内もあまねく店のコンセプトが行き届いている。この感じ好き。食において雰囲気ってのは相当重要な要素だと言えますね。
まず、メニューのタイルーメンに合わせる麺を3種類の中から選びます。初めて食べるラーメンなので、冒険せず「揚州麺」をチョイス。
タイルーメン
誕生秘話
ターロー麺と言う名前で売り出した三枚バラ肉のラーメン。しかし「ターロー麺の登録商標を取ったから同じ商標は使わないで」と言われ、急遽この名前になりました。
長時間煮込んだ柔らか〜い肉の繊維、トロける脂身、塩ラーメンと合わせると意外な程さっぱり。
だとよ。
誕生秘話が商標の話だとは!もっとこう、この具材を組み合わせたらどう、とか創始者が偶然たどり着いた、なんとか、とか。そう言うことじゃないの?
卓上には基本の酢、ラー油、醤油、コショウに加えて黒酢ですよ。この黒酢がいいんですよ。
お茶は爽やかな香りのジャスミンティー。
程なくして
「タイルーメン」が出てきた!
\🍜ドン!/
おお!いやはやこれはなんとも!真っ先に目が行くのが、ど真ん中にデンと鎮座しているどでかいバラ肉!チャーシューって言うんですかね、これも。他に、ほうれん草、味玉、白髪葱がトッピングされている。
これですよ!見てくださいな。味玉がうずらの玉子みたいでしょ?どんくらいって言えばいいのかなぁ。「居酒屋の下駄箱の鍵」よりももっと細長くて、、、。とにかくデカイ。
早速いただきます!
んー!キラキラしたスープは透き通っていてあっさり!出汁が効いてスッキリとした味わい。旨!
麺は標準の「揚州麺」。中太縮れでスープをよく持ち上げる。モチモチの食感でツルッとした喉越し。これだけあっさりしたスープだと麺の味がよくわかる。
そんでもって、注目はやはりこの巨大豚バラ肉!こりゃヤベーでしょ!そのまま、ガブっとかぶり付く。んー!ほんのり八角のあの感じと甘味がある。肉は柔らかくて、脂身がジュワッと口の中でとろける!だけど、全然しつこくない。厚みがあって、弾力も程よい。食べ応えが半端ない!
他のトッピングはバラ肉の合間にアクセントとして挟むしかない。味玉もうめー!
昔食べた新宿「満来」なんかは、でかいチャーシューがラーメンにブッ刺さっていた。当然うまいしインパクトもあるんだけど、飽きてくるので食べ切るのに苦労した。その点、タイルーメンはあっさりしているので、楽しくバラ肉をいただけましたよ!揚州商人コンプリートしてみようかなぁ。
中国ラーメン揚州商人 立川店
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