油そばの発祥について調べてみると、大きく2説ある。一つは一橋大学そばの居酒屋「三幸」が酒の肴として提供したのが始まりという説。それと亜細亜大近くの「珍珍亭」が中国の拌麺をヒントに発売したとの説がある。とにかく昭和30年代頃と古い話なので、どちらが発祥かはわからないが、このモヤっとした感じもまたいい。いずれにしてもレジェンドであることに違いは無い。この日たまたま近くを通ったので数十年ぶりに「珍珍亭」を訪れた。
Googleマップの評価は現時点で★4.4と超超高得点!クチコミも629件と多い!これは驚異的!
高評価 ( ^∀^)
- 「言わずと知れた「油そば」の元祖にして聖地」
- 「最初に食べたときはあまりの味に衝撃を受けました」
- 「昭和30年代からやってる油そばは、今や全国滴にインスパイアされておりますが、さすが元祖だけあって長蛇の列ができます」
- 「最近、油そばをよく見かけますが、やはり珍珍亭でなくてはと思う今日この頃です」
低評価 ( *`ω´)
- 「麺がのびてたよ」
- 「油そばの原点とのこと…ただそれだけ」
- 「昔の味とだいぶ違うね」
すごい、とにかくリスペクトがすごい!圧倒的な★5.0。高評価は多すぎて追いきれません。対して低評価は僅かに数件のみ。
当時は自転車か原チャリだったので良かったけど、車だと行きずらいイメージ。よく見たら少し離れた場所に駐車場があるんですね。
昭和の雰囲気プンプンの店内。醤油ダレのいい匂い!椅子とテーブルの感じもそのままだと思います。懐かしい。ピークを過ぎていたので空いているとはいえ、ひっきりなしにお客さんは出入りする。
メニューの感じもシンプルでいいなぁ。セロテープで補強してるとことかたまらない!「油そば」しか頭になかったけど、もちろん「ラーメン」や「ワンタンメン」もあります。
「油そば」は「並、大、特大」がある。量ってどのくらいだったかなぁ。「特大」はヤバそうだし「並」で物足りなかったらやだし。とりあえず「大」800円でいいかな。他のお客さんも皆、油そばだが「ネギ盛」をトッピングしてる人が多い。
卓上には醤油や一味のほかに、油そばには定番のラー油と酢が置いてある。これを好みで掛け回しながら食べる。あぁ、早く食べたいよ!
すっごい久しぶりだけど、今までも何度かトライしてる。昼のみの営業だし、いつもタイミングが悪くて閉まってることが多い。
そうこうしていると
「油そば(大)」が出てきましたよ!
\🍜ババーン!/
うおぉぉぉぉぉぉ!!そうだ、これだ!懐かしい!見事なまでにシンプル。それにしても「大」って結構ある。「並」で十分だけど、たっぷりと堪能させていただきます!あざーっす!
チャーシューのこの感じ!厚みがある!あとはメンマとナルトのみ。ふわっと香る醤油ダレ。もう堪らん!
まずは麺の底にあるタレを絡めならが全体をかき混ぜる!あぁ湯気と共に立ち上る麺のいい香り!
早速いただきます!
♪( ´▽`)
ズズ、ズ、、ズゾゾ、、、んー!!あー!えっ!?あれ?こんな感じだったっけ?!そうだっけ?勝手に甘辛いつもりでいた。甘めのタレだと勝手に思い込んでいた。いや、全然甘くない。むしろ醤油のキリッとした味。麺はモッチモチで適度な弾力とコシがある。
メンマもシャキシャキいいアクセント。
適度に食べ進めたところで例によって、酢とラー油をかけ回していく!
んー!!タレの油とラー油が混ざってとろ〜っとなってきた。キリッとした味もマイルドになってコッテリしてきた!うまー!
麺の下に仕込んでおいたチャーシューがいい感じ!ボソッとした昔ながらのチャーシュー。うまくリセットしてくれる。
なんだろう、このシンプルにして至高の一杯は。自分で味を調節しながら食べるのは楽しい。単純に麺が旨い。どんどんジャンキーさが増していくのもハマる要素。「汁なし」とか言われてるけど、そういう問題じゃ無いんですよねぇ。「油そば」は混ぜる作業という、いわば最後の工程を任されているわけですから。仕事といってもいいんじゃ無いでしょうか。
珍珍亭
〒180-0022 東京都武蔵野市境 5-17-21