いつ行っても混んでる。有名店なので一度は行きたいと思っていた。とにかく混んでるので、諦めていた。クチコミの中には2時間待ったというのもあって、ちょっとひく。また、なぜか八王子にはスープカレー屋が多いような気がする。この「奥芝商店」以外にも「GARAKU」や「北海道スープカレー屋」というのもあって、まだまだあると思う。特に奥芝商店は人気があって、いつも行列が出来ている。またはスープ切れで営業が終わっているとかで、なかなかいけない。
Googleマップの評価は現時点で★4.1。クチコミ数が179件なので、かなりの高得点。
評価の内訳は高評価が「飛び抜けた出来」「サイコーにおいしい!」「健康に良さそう」など、スープカレーにハマっている人も多くいる。
一方、低評価は「営業時間通りにやってない」「時間がかかる」「並んでまで食べる価値はない」と、かなりキビシイ意見が見受けられるが、圧倒的に待ち時間に関する意見が多い。
先日、なんとなく店の前を通ったら、なんか空いてそうな雰囲気だったので、寄ってみた。ガラガラと入り口を開けると、ウェイティングリストがあって、3組くらいが待っていた。並ぶのは不本意だが「まぁいいか」と待つことにした。そうしてる間にもワラワラとお客さんがやってくる。すごい人気だな。嫌が応にも期待値が上がる。
名前を呼ばれて、靴を脱いで中に入る。店内は天井が高くてレトロな雰囲気。意外と広々している。お一人様のカウンター席とテーブル席やソファの席などもある。
メニューを見ながら、先ずメインの具材を選ぶ。ここは基本の「やわらかチキン」。次にスープを選ぶのだが、この日は「チキンスープ」がすでに品切れなので「エビスープ」でオーダー。さらに、どうでもいい無料のトッピングから一つ選ぶ。最後に13種類の辛さから好みを決めるが、どういうわけか辛さの例えが暦のようになっている。とりあえず中辛の「弥生」で。
余談だけど、下北沢にマジックスパイスというスープカレー屋さんがあって、とにかく辛い。激辛。そこでは辛さの例えを「涅槃」とか「覚醒」となっていて、一番辛いのが「虚空」。実はさらにその上があって、その名も「アクエリアス」。普通でもめちゃめちゃ辛かった記憶がある。
さて、注文の後すぐに、先付というのか、スパイスに絡めた「きんぴら」がくる。この時、店員が「食欲増進に効果があって」とかナントカ言ってくる。注文を受けてから作り始めるので時間がかかる。外で待たされ、中でも待たされる。
目の前には「奥芝帳」と書いてある自由帳?みたいなものがあった。待ってる間に中身をペラペラめくってみると、Googleマップで言うトコロのクチコミや落書きが書かれている。店にあるので、当然いいことしか書いてないし、全然面白くない。
そんなこんなで
やっとこさスープカレーがやってきた!
\パーン!/
おお、具材がごろっと入っていて、色も鮮やか。美味しそう!無料トッピングのブロッコリーも入って、野菜たっぷり。この野菜が撮れるのもスープカレーのいいところ。ご飯にはレモンが添えられ、適当に絞って頂く。スープの中には大きなチキンがドーント入ってる。柔らかく煮込まれていて、ほろほろと崩れる。
例によってご飯をスープに浸して一口。エビの香りがふわぁっと鼻の奥を駆け抜ける。レモンの酸味が加わるとトムヤムクンのような雰囲気。それぞれの野菜も具材も、素材の味が引き出されている。こりゃ人気なのも頷ける。
大変美味しくいただきました!ただ、待たせすぎだし、スープカレーのハードルを上げすぎだと思う。上品だし、丁寧に作られているが、気楽さがない。なんだか観光スポットみたいになっているので、もっと庶民的になってくれるといいな。
奥芝商店 八王子片倉城
〒192-0914 東京都八王子市片倉町119−1