初めて訪れたのが店が出来たての頃で、かなりショックを受けたのを覚えている。その後、あっという間に行列店になってしまってなかなか行く機会を失っていた。八王子は16号沿いにあって、ラウンドワンの近く。歩けないことはないけど、駅からは少し離れている。店主はあの「ブンブンマル 」出身でレベルの高さがうかがわれる
Googleマップの評価は現時点で★4.3と超高得点。評価の内訳は高評価が「店長の人柄が素晴らしい」「繊細でありながらコクがある」「坦々麺が最高」ほか大絶賛の嵐。一方、低評価はほとんどありませんでしたが、中には「全く美味しくないです」というのもありました。
たまたま通りかかったら、タイミングよく並ばずに入れそうな雰囲気だったので寄ることに。どれも美味しいもつけだけど、特に「担々麺」が評判で一度食べてみたいと思っていた。担々麺は奥が深い。
券売機で担々麺の食券を買う。水はセルフ。店主に辛さを聞かれるが、わからないので普通でお願いします。結構辛いですよ、とのこと。余談ですが「辛さどうしますか?」て困りますよね。主観的だから。
ほとんど待たずに入れたが、席は埋まっている。店内はカウンターのみで、こじんまりとしていて和食屋さんのような雰囲気。卓上にはギャバンのコショウのみとこちらも実にシンプル。
待っている間に「もつけのこだわり」を読むか。えーと、麺は自家製麺で国産小麦か。へぇ。スープは鶏ベースの無化調ね、なるほど。チャーシューも国産肉で、いわゆるレアチャー。具材は国産でこだわってるってことね。
そんなこんなで「はい、おまち!」と担々麺が出てきましたよ。おおー、うまそー!
上にはチンゲンサイかな、青菜が緑のアクセントになっている。肉味噌が入ってネギがのってる。表面にはラー油がフワーッと浮いてホアジャンがふりかかっている。
熱々の湯気とともにゴマの香りがふわっとする。理想的な見た目です。
ゆっくりかき混ぜてスープを一口。んん!ダシが効いてゴマのまったり感。ホアジャンの痺れが程よく入ってうまい!めっちゃうまい。あぁ、辛さもピリッとやってきますね。辛め。
もつけの麺がこれまたうまい。肉味噌に絡めてズズっとすすると、モチモチとしながらも程よい弾力とコシ。国産小麦だけあって香りも良いですね。この麺に合わせて味付けしてる感じが出てますね!ウンマ。
あ、なんかワンタンの皮みたいなびろーんとした麺がありました。こちらは柔らかくてプリッとしてます。
青菜もシャキシャキで食感的にもいいアクセントに。
黙々と食べ続け、最後は例の穴の空いた銀のレンゲで底に溜まったひき肉をすくい上げます。旨味が凝縮されている。ライブも終盤。
しかしながら、もつけの担々麺のバランスの良さといったら、なんなんでしょ。全てが一つに収まっているというか絶妙。心の中ではさっきからスタンディングオベーションが続いてます。
ところで「もつけ」ってどういう意味か調べたら、津軽弁で「道化師、お人好し、熱中する人」などとありました。うーん、ちょっとよくわかんないですね。
もつけ
〒192-0903 東京都八王子市万町34−1