つけ麺と蕎麦屋の中間

最近この手のお店が増えているような気がします。新しい蕎麦屋の形というか、つけ麺と蕎麦屋の中間というか。麺は蕎麦だけど、つけ麺みたいな感じ。クチコミを見ていたら「港屋インスパイア系」というワードがありました。知りませんでした。

Googleマップの評価★3.5と、まぁ普通というか悪くはない点数

高評価の意見👍

  • 「スープに玉子を2個まで使ってもいいのが嬉しいね!」
  • 「味、ボリュームともにいうことなし」
  • 「そばが太くコシがすごい」

低評価の意見👎

  • 「蕎麦の風味もくそもない蕎麦に、二郎のパクリみたいな見た目、スープの味も二郎っぽい感じがしました」
  • 「生卵を割ったら、半茹で状態で腐ってました」
  • 「店員の私語が酷すぎる」

調べると、港屋さんは虎ノ門にあったお蕎麦屋さんで、その新しいスタイルが蕎麦業界に新風を巻き起こした、みたいな感じでしょうか。

なるほど、立川にも「つけ蕎麦BONSAI」とかもそうか。なんかラーメン屋っぽい蕎麦屋だなぁと思ってたけど、相当流行ってるんだ。

場所は調布駅からすぐ近く、たけにぼがある通りにあります。「ら蕎麦」の隣は二郎インスパイアの「郎郎郎」、角は「餃子の大勝軒」。他にも「つけめん TETSU」があったり。だんだんラーメンストリートみたいな感じになってきた。

店の外観の雰囲気もそうだし、パッとメニューを見てもガッツリ系だってのがわかる。まさに写真をみると「蕎麦の二郎」という雰囲気。

蕎麦屋の券売機

店内の券売機で食券を買う。メニューは大きく「ラー油 肉蕎麦」「鴨だし鶏蕎麦」があって、つけ麺タイプぶっかけタイプに分かれる。あとはトッピングというスタイル。

全くの初心者なので基本の「肉蕎麦」740円をチョイス。確かにお蕎麦屋さんにこんなイカツイ券売機は置いてない!

店内はカウンター中心でこじんまりとしとしている。奥には一応テーブル席もある。

水と蕎麦湯がセルフで、揚げ玉、と玉子(2個まで)がサービス。へぇ!

卓上にはサービスの生卵、揚げ玉、ラー油、コショウ、醤油がある。

目の前には「ら蕎麦流 美味しい食べ方」というのがある。ちなみに肉蕎麦は

初めは具をかきわけて蕎麦のみを食し風味を味わう。次に具材を合せ食べ進める。半分程まで食べたら生卵を蕎麦に絡める。このとき、ラー油を加えても良し。

とある。

そんなこんなで程なくして「ラー油 肉蕎麦」が出てきた!

\🍜ドン!/

おお!蕎麦だ!蕎麦の上にはネギ、豚バラ肉、のりがのっている。はぁ、確かに、見た目は二郎のようなガッツリした感じ。蕎麦にはないイメージかも。

すた丼みたいな感じもある。

麺は太めの蕎麦。全粒粉の黒っぽいつけ麺のような気もする。

早速いただきます!

ズズッ

んん!!蕎麦のコシが強い!ワシワシ食べる感じ。つけ麺っぽい!あと、つけ汁がラー油の味と香り!特徴的な蕎麦つゆ。

同じ調布でも深大寺にはないタイプのお蕎麦屋さん。

適当に食べ進めた頃にサービスの揚げ玉とかラー油とかを入れてみる。

ネギがまたシャキッとして、爽やかな香りが蕎麦に戻される。

サービスの生卵も1個入れる。2個までだから、もう一つはご飯を頼んでTKGにしてもいいらしい。なるほど。

スープがマッタリとしてラー油の辛味がマイルドになる。なんだろう、こってりしてる!二郎か、すた丼か、蕎麦かわからなくなる。

最後に蕎麦湯を足して、スープ割りみたいな感じにする。と言っても蕎麦屋さんでは蕎麦湯は普通のこと。

すごい、隙間というか麺と麺の間を行く感じ。流行といえば流行も取り入れている。ラーメンでは普通だったことが蕎麦にはなかった。でも港屋さんは爆発的な人気があったという事実。これが一過性のものではなく、今後定着していくジャンルなのか。しかしその港屋さんは、寿命だとも言っている。

そのあたりの揺れ加減が★3.5にも現れているのかもしれません。

ら蕎麦

〒182-0024 東京都調布市布田1丁目45−6 1F ライオンズM調布駅前・東口ビル

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