焼きそば専門店があるって事で、珍しいので行ってみたいな。外で焼きそばってあまり食べないし、だいたいがSAの「富士宮やきそば」か、祭りの焼きそばくらいなもの。そういえば府中駅界隈にも焼きそば専門店があった。物珍しさから行ってみたけど、あまり味の印象はない。普通のソース焼きそばだったような。
Googleマップの評価は現時点で★3.7とまぁまぁな点数。もっといってもよさそうだけど。
高評価( ^∀^)👍
- 「牛すじとこんにゃくとキャベツの入った焼きそばの上に、マヨネーズとかつお節粉をかけて食べると満足度高いです」
- 「ここのオムそば超絶美味しい!」
- 「店は狭くて隣の人と肘があたるほどだがそんなことどうでもいいぐらい美味しい」
- 「駅中焼きソバコーナーとしてはダントツの旨さ」
低評価( *`ω´)👎
- 「10数分待ったが一向に提供されないので、食べずに退店。なにもフォローなし」
- 「お持ち帰りのおばちゃん超感じ悪いです」
- 「店がキレイになっても、サービスが劣化したら意味ないよね、という悪い見本の典型」
- 「一見おしゃれ風になったけど、客席を囲って暖簾で仕切られた為、髪、服、荷物に油の臭いが付く」
など、提供が遅かったり、注文と違うものが出たりとオペレーションに不満があるようです。
行けばすぐわかるだろうと思っていたが、なかなか見当たらない。ん?まてよ、ひょっとして駅ナカなのか?どうしよう、別に中央線に乗るつもりもないけど。入場券で行けるの?行けました。
という事で、改札入って少し歩いたところに「長田本庄軒」がありました。うわっ、すでに店内はお客さんで一杯。外にも行列ができてる。切符も買ってしまった事だし並ぶか。
店前のメニューを見ると「ぼっかけ」という聞きなれないフレーズ。名物は「オムそば」かぁ。持ち帰りもできるし、弁当もあるようですね。とりあえず、初見なので基本の「ぼっかけ(並)」630円をオーダー。
ところで「ぼっかけ」ってなに?
調べてみると「牛スジとコンニャクを、醤油やみりんなどで甘辛く煮た料理」とある。元々は戦後の兵庫が発祥で、廃棄していた牛すじを料理として再利用する事で「ぼっかけ」という郷土料理になったとか。
へぇ、なるほどね。てことは焼きそばの中に「ぼっかけ」がトッピングとして入ってるってことなのね。いやぁ、楽しみですね。
店内はギュウギュウで両隣の人とは触れ合ってしまうほど狭い。常に満席で、真ん中の厨房では女性の店員さんがキビキビと忙しそうに動いている。こんな状態ではオペレーションが追いつかないかもしれない。
卓上にはソース、七味、胡椒、青のり、マヨネーズが置かれている。「かつお粉」もあった。いわゆる魚粉ってやつね。
しかし、すごい活気があって、繁盛してる。店員さんは全員女性。焼きそば一本でやってるのもすごい。こんな店あったんだ、気がつかなかったなぁ。
ほどなくして
「ぼっかけ」が出てきた!ウヒョー!
\バン!/
おお!店名の書かれた楕円の皿にこんもりと盛られた焼きそば、いや「ぼっかけ」。上にはネギがのって、キャベツ、サイコロ状のコンニャク、牛スジが入っている。これが「ぼっかけ」かぁ。うまそう!
麺は、太麺でシコシコした食感。コシがあるというか歯ごたえのある麺。味付けは甘辛い濃厚なソースがねっとりと麺に絡んでいる。
なにこれ、うめー!富士宮やきそば以来の感動。キャベツはシャキシャキ。コンニャクとか牛すじがいいアクセントになってる。ぼっかけ最高!
適当に食べ進んだところで、卓上のマヨネーズをかけ回す。さらりとしたマヨネーズだが、焼きそばはジャンクさを増す。濃厚こってり焼きそばの完成。おわぁ、すげぇ存在感!
駅ナカにあるからといって侮るなかれ。ガチでマジもんの焼きそばはめっちゃうまい!この美味しさにたどり着くには、やはり140円の入場料を払っても損は無い!
長田本庄軒 T-tee ecute 立川店
〒190-0023 東京都立川市柴崎町 3-1-1