その名の通り、なかなかたどり着けない、幻のカレー。相模原にある人気カレー店「マボロシ」は、昼前に完売することもしばしば。マボロシのカレーを頂くにはそれなりの覚悟が必要なので、しばらく様子を伺っていました。ついにそのチャンスが到来した。
Googleマップの評価
4.2
★★★★☆
高評価👍
- 「3度めの来店でようやく食べることができた」
- 「味は文句なく美味しいのであっと言う間に食べ終わってしまう」
- 「一度食べたらまた食べたくなる。通いたくなる」
- 「星が五つしかないのが悔やまれます」
- 「オープン前に完売!」
低評価👎
- 「すぐに終わってしまい、食べられない」
- 「相当早く並ばないとダメみたいですね」
- 「私達は2時間待って店内へあの常連さんは並ばず店内へ」
- 「着席してから料理が提供されるまで30分以上かかりました」
オープン前に完売するなんてどうかしてる!行列の噂や相当待たされることも聞いていたので、興味津々だったけどなんとなく避けていました。様子を見るために昼前にたまたま店の近くを通ったら、サラリーマン風の男性が1名並んでいた。一人か、これならいけそう!
しばらく列に並んで待っていると、店の中から女性の店員さんが出てきて注文を取り始めた。店の前にあるメニューボードを見ると「本日のカレー」としてチキンとポーク各1,000円とある。量や辛さ、トッピングなどを選べるが、初見なのでとりあえず普通、普通のトッピングなしで伝える。
入り口横の壁には色々注意書きがペタペタ貼ってある。とにかく時間がかかることや、近所に迷惑をかけないで、などの諸注意。
なんだ、そんなに待たされないじゃん!注文もとったし、あと一人でしょ?全然いける!
と思っていたら、おもむろに整理券を渡された。整理券には「12:30」と書かれている。店員さん曰くこの時間を目安に戻って来てください、とのこと。え?現在お昼前だから、およそ40分後なの?え、まじ?まさかの整理券でした。
この中途半端な時間を近所の散策にあて、約束の時間に戻ると、すんなり中に入ることができた。
こじんまりとした店内は一応カウンターとテーブル席がある。すでにお客さんでいっぱい。あいている奥のテーブル席を案内された。
内装はアンティークがびっしり飾られている。店主の趣味なのかな。厨房では男性が一人で調理している。
卓上には調味料らしきものはなく、スプーンなどがセッティングされている。ほどなくして、コーンの入ったチャツネのサラダのようなものが先に出てきた。
味は甘辛で酸味がある。コーン、トマト、玉ねぎ、レーズンが入ってる。うまい!
その後、なかなかカレーが出てこない。時間は間も無く13:00。つまり整理券をもらってから1時間は経とうとしている。もう限界突破の空腹。
ぼんやりアンティークを眺めたり、携帯をいじったり、横にあるカレー本を見ながら、なんとかやり過ごす。きっと丁寧に一つ一つ作っているのだろう。
そんなこんなで
ようやくお待ちかねの
「チキンカレー」
が出てきた!
\🍛ボン!/
いやぁ、待たせたね。お待たせしすぎたのかもしれないんじゃないの!これは異常な待たされかたですよ。昼休憩にちょっとランチ!ってなわけにはいきませんよ!ただ、見た目はうまそう!
鮮やかな黄色いサフランライスにちょこんと青唐辛子がのって、ゴロゴロっと鶏肉が入っている。へぇ、これがマボロシのカレーか!
早速いただきまーす!
んん!?カレーは割とさらっとしていてスパイスのつぶつぶが見える。濃いめのしっかりした味付けで野菜の甘みがある。ピリッとスパイシーだけどそれほど辛くはない。欧風ともインド風とも言えない感じ。またはその中間くらいかな。個性的で独特な味わい。
サフランライスはインドカレーによくある細長い「バスティライス」ではなく、日本の米のよう。硬めに炊き上げていてカレーとよく合う。
一口大の鶏肉がこれでもかってくらい入っている。柔らかいがほろほろ崩れるほどではなく、適度な歯応えと弾力を残している。うんメー!
辛さがいまいち物足りないのでライスの上の唐辛子をかじってみる。
辛っ!
そうか、こうやって辛さを調節するのか。なるほど。辛っ!うまい!あれだけ待ったのに一瞬で食べきってしまった。なんなの。
食べ終わるのを見計らって、最後にチャイが出てきた。チャイの爽やかさが、カレーによる興奮と辛さをうまく鎮めてくれる。
しかしまぁ、なかなかのマボロシっぷりでした。テレビでも紹介されたようなので尚更でしょう。待たされ効果も加わってよりうまく感じた。外は大行列。食べている途中で暖簾をしまっていた。店を出ると「完売」のお知らせ。
カレーの店 マボロシ
〒252-0239 神奈川県相模原市中央区中央3丁目7−1