ニュータウン通りにあるドンキついでに「社井田」に行こうと思ったら、タイミングが合わず準備中。すた丼屋の前を通ったらダクトからのニンニクボワ〜ンの匂いにつられて即入店。基本的にはすた丼に来るお客さんはジャンキーでリピーターが多いと思うが、初めての人は最初はびっくりするかもしれない。
Googleマップの評価は現時点で★3.7と悪くない点数。
評価の内訳は、高評価が 「改装して綺麗になった」「遅くまでやってるので助かる」「美味い!」 など、改装前はよくわからないけれど、改装についての意見が目立つ。 一方、低評価としては 「料理が遅い」「不味い」「多すぎる」 など。
何も考えず「すた丼並盛り」の食券を購入。スタミナナミモリって言いにくいね。 店内はプレハブみたいな感じで狭いが、カウンターだけで十分な感じ。プレハブってすごいな。
程なくして、お姉さんがすた丼とともに玉子と味噌汁を運んできた。この玉子、よく溶き混ぜる人もいれば、そのままだったり、そもそも入れなかったりと個性がでますな。
\バーン!/
いつ見ても美味そうな「すた丼」。
思い出す懐かしの味。
余談ですが高校時代、部活の帰りに国分寺駅南口にあるすた丼をよく食べてました。普段は小サイズでいいんだけど、たまに罰ゲームで大を食べさせられます。バケツのような入れ物に入って、生卵がデュル〜ンとなってはみ出してます。食べても食べてもなくならない。ふと厨房を見ると、鬼ぞりで暴走族上がりのお兄さんがチラチラ睨んできます。怖いです。最後は半泣き状態で助けてもらいながら完食しました。
あの「すた丼」が今やこんなにポップになるなんて。
さて、取りも直さず白飯に肉を添えて一口パクリ。うんうん、全体がニンニクに包まれて、ジューシーな豚バラ肉とタレの染み込んだ白飯が渾然一体となってすた丼ワールドに引きずり込まれていくのです。
ムシャムシャと無我夢中で半分くらいまで食べ進め、ここで玉子の登場です。ここでは黄身を潰さずそのままそっと肉の間に忍ばせます。決してかき混ぜたりはしません。
さらにニンニク爆弾を塊のままボテっと仕掛けます。 随所に遊びを入れていかないと飽きてしまいます。
後半戦に行く前に、二枚ある沢庵のうち一枚をかじり、リセットします。この沢庵の存在感が絶妙でいいアクセントになってる。
さて、残りを手前から慎重に崩していくと、あっと黄身が割れて白飯の間から、とろーり溢れ出てくるではありませんか。この芳醇でまろやかな黄身がヤンチャだったすた丼をマイルドに仕上げてくれるのです。歳をとって丸くなるように。
味もまとまり落ち着いていると、そう、忘れてはいけないのが自分で仕掛けたニンニク爆弾。うっかりしていると、口の中でニンニク玉がはじけて、辛さと臭いが充満するではありませんか。臭い、臭いぞ! なんとか味噌汁を飲んだりして平成最後の平静を取り戻します。ありがたい、味噌汁はありがたい。
さあ、ラストスパート。ここで登場するのが残してあった一枚の沢庵。丼に散らばったご飯を掻き集めるためにとっておいたのです。流石の「すた丼」大変美味しかったです!パリポリと沢庵で締めて、ご馳走様でした。
伝説のすた丼屋 堀之内店
〒192-0362 東京都八王子市松木 34-11