【編集後記】鹿野大佛2

宝光寺の奥に道が続き、ちょっとした駐車スペースがあります。ここまで車でくることができます。お土産やさんと、チケット売り場というか受付があるので、入場料300円を支払い山に入ります。

入り口から既に、山の頂上に鎮座されている大仏様のお姿を拝見することができます。

由来に関する「碑誌」というのがあります。

鹿野大佛縁起

 寶光寺の前身は、開祖は不詳ではあるが、天台宗菩提院として建立されました。
一四七八年、山梨県廣厳院四世、以船文済禅師により曹洞宗に改宗され、その後度重なる火災により総門だけが残り他の全ての諸堂が消失した。当山三十二世 禅岳昭道和尚により檀信徒の協力のもと伽藍復興を成し遂げ現在に至っている。大佛建立は人々の安寧を願う禅岳昭道和尚の長年の誓願であった。その意思を継ぎ建設委員会を発足。建立場所の設定や名称などが検討され、湯元の山を「鹿野山」と名付けその山の上にお迎えする佛様の名称を「鹿野大佛」と決定した。

 室町時代、寶光寺の敷地内に湧き出る泉で野生の鹿が傷を治している様子を文済禅師が気付かれ、人々にも役立てようと「鹿の湯」と名付けられた。明治初頭まで各地からの湯治客で賑わい、多摩七湯の一つに数えられていた。この「鹿の湯」が「鹿野」の由来となっている。

パンフレット記載より

結構登りがあるので杖を貸し出しています。

まだ工事中のようですが、麓は綺麗に造成されています。ここで道が二手に分かれます。階段122段を上がって大仏を目指します。

足元は木屑のチップが敷かれていてフカフカで歩きやすい。

途中には休憩スポットもあり、サマーランド方面が眺望できます。

さらに道を進むと大分近づいてきました。かなりの大きさ。

ようやく、登頂。眺めはこんな感じ。

そして間近でみる迫力の「鹿野大佛」!

\ドーン!/

ぐるりと回って、その大きさと迫力を堪能します。

鹿野大佛 仏名 釈迦牟尼如来

総高(台座を含む)18m/仏身高 12m/蓮華座  3m/膝幅長 10m/目長 0.8m/口長 0.8m/耳長 2m/重量 60t

台座の中に入ることができます。

螺髪
内仏様

中には内仏様がおられ、螺髪(らほつ)などが展示されています。ちなみに螺髪は大、中、小とあり、合計670個が使用されているそうです。

まだ真新しい大仏。色も黒っぽくてなかなかかっこいい!鎌倉大仏の仏高が11.3mなのでほとんど同じ大きさ、わずかに鹿野大仏の方が大きい。鎌倉大仏の重量は121tなのでほぼ半分まで軽量化されている。素材が違うんですかね。

ゆっくりと見仏したので下山します。帰りはきた道とは違う参道を歩きます。

山神様
野仏

帰り道は階段ではなく、緩やかな林道。途中には山神様や野仏などがあり、ほっこりした気分になります。

麓の土産屋さんものぞいてみました。

小さなプレハブでこじんまりと販売してますが、正直あまり良い土産がないという印象。大仏のフィギュアのようなものも無いし、Tシャツにしてももっとドーンと大仏がプリントしてあれば買ったのに。まぁ、とはいうものの、拝観料300円で結構楽しめます。良いスポットができましたね。

鹿野大佛

〒190-0182 東京都西多摩郡日の出町大字平井

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