ハゼはいい
暖かくなってくると、人間同様、魚たちも活発に活動し始めます。とりわけ、ハゼはお手軽に釣りが楽しめます。小さな魚ですが勢いよく食らいついてくるのでそれなりの「引き」が味わえます。また、面倒な仕掛けや道具も必要ないので初心者にとってもうってつけだし、食べてもなかなか美味しいですよ!
道志川
道志川は相模川水系の一級河川で、丹沢の山から津久井湖に流れ込んでいます。川幅もそれほど広くなく、小さな川ですがキャンプや川遊びなどができます。川で釣りをする場合には道志村の漁協で遊漁証を購入する必要があります。鮎とかいいやつだと1,800円/日ですが、それ以外ならば1,000円/日ですみます。
仕掛け
仕掛けは超簡単で適当な釣竿に適当な糸をつけて針をつけたら適当にガン玉をつけます。この日は猫主任と出かけましたが彼はそこらへんに落ちている竹?笹の穂先に糸をつけてバンバン釣ってました。
餌
餌は釣具店などで「熊太郎」を買っていっても良いのですが、そこら中にいるので現地調達します。適当に土を掘っているとウニョウニョと出てくるので、すかさず捕まえます。
ミミズは餌持ちがよく、みんな大好きなので最高の生き餌です。
いきなり釣れる
ハゼは岩影などに隠れているので、川に転がっている石の間に釣り糸を垂らします。するとすぐに顔を出して食らいついてきます。
ハゼは口が大きく、餌を勢いよく吸い込みます。途中で外れることもありますが、すぐまた寄ってきます。この辺が他の魚と違うところ。
大きさは5cm〜10cmくらいですかね。ハゼは色々種類があります。適当なので細かい種類はわかりませんが、猫主任曰く大きめのやつは「ヌマチチブ」だそうです。小さいのが「ヨシノボリ」。
また、釣れました。ガンガン釣れます。竿を振れば振っただけ釣れます。なので初心者にはめっちゃおすすめ。
ポイントによって釣れる種類が変わってくるようです。今回は「ヌマチチブ」がほとんどでしたが、以前別の場所で釣った時には「ヨシノボリ」がよく釣れました。
めっちゃ釣れる
とにかく釣れます。最初はいいけど、だんだん「作業」に変わってきます。仕事みたいになってくるので適当に釣れたなと思ったらやめます。時間にしたら小一時間ってとこでしょうか。立ったりしゃがんだり、腰も辛くなってくるのでやめます。
食べる
ハゼは食べても美味しいので、カラッと素揚げにして食べます。下処理としては頭の部分が硬いのでハサミなどで落とします。臭みなどが気になる場合は、内臓を取り出してやると良いと思います。ヌメリなども塩もみしてやれば取れますが、ワイルドに味わいたいならそのままでもいいんじゃないですかね。
揚げる際に跳ねるのでキッチンペーパーなどで水分をよく拭き取ります。
途中のコンビニで買ったオリーブオイル。別にどんな油でもいいと思うけど、使い切りたかったので小さな小瓶に入ったやつにしました。
揚げる
油が少ないのでフライパンを傾けて揚げます。適当に温度が上がったら、下処理したハゼを投入します。色が変わってきたら、適当にひっくり返します。
もともと黒いので焦げてるのかわかりませんが、こんな感じでよしとします。全体に塩を適当にまぶして味付けします。
せめてもの「映え」を気にしてそこらへんの葉っぱを適当に捥いできます。猫主任はその間も釣り続けていたので、呼びます。
カリッと揚がって、淡白だけれども白身の味わいのあるうまい魚です。つまみに最高です。ほんとはビールがいいけど「午後の紅茶」で我慢します。ヌマチチブの方が大きくて肉厚ですが、ヨシノボリの方が味わい深い気がします。自然をそのまま味わうために、内臓を残したりしました。ちょっと土のような匂いが残りますが、ほんのり秋刀魚のような苦味があってこれはこれでうまかったですね。ちなみに、猫主任はうまいともまずいともつかない微妙な表情でした。
黄色いTシャツが眩しい猫主任は30匹以上の釣果だそうです。
終わり。