新宿の地下街を歩いていると目に飛び込んでくるカレースタンド「イマサ」。何度か食べたことがある。このレトロな感じがいい。Since1964だから今年で56年目(2020)ということか!すげーなぁ、凄すぎる!イマサがある風景は日常なので特に考えもしなかったが改めてフォーカスを当ててみよう。
Googleマップの評価は現時点で
3.8
★★★☆☆
高評価👍
- 「安い・早い・美味い、の三拍子そろったカレー屋さん」
- 「トッピング豊富で老舗なのに攻めたメニュー多くてめちゃウマい!」
- 「40年以上前から変わらぬ味です。世界一美味しいです」
低評価👎
- 「自分の周りの新宿通いでここを美味しいと表現している人は皆無」
- 「カレーは冷たい、お水は生温い、はっきり言ってまずい」
- 「これはカレーなのでしょうか。甘ったるくて気持ち悪かった」
ふーん、なるほどね。この店のファンは老舗であることへのリスペクトと愛に溢れていますが、そうでなければ単なるカレースタンドとして他店との比較ということになってしまうのでしょう。
入り口にはメニューのカレーサンプルがずらっと並んでいる。基本のビーフ、チキン、ポークに加え、朝7:00からやっているお得なモーニングセットもある。変わり種は「背脂カレー」。これ気になる!
でもでもやっぱり定番の「ロースカツカレー」になっちゃう。680円は安い。全体的に安くて良心的!スタンドカレーはこうでなくっちゃ!
食券を買って、適当な席に座る。カウンターのみのこじんまりとした店内。卓上には付け合わせの福神漬け 、うまみソース、辛味オイル、香味スパイスなどが置いてある。
トッピングがまた、いろいろあるわぁ!ゆで玉子80円とか揚げナス80円なんていいんじゃん!
そうこうしているうちに
「ロースカツカレー」が出てきた!
\🍛ボン!/
おお!早い!どろっと煮込まれたプレーンなカレー。ご飯の上にちょこんとのったカツ!いいねいいね!カツは揚げたてじゃないけど、これでいいんですよ。スピーディでシンプル!
早速いただきます!
うまそう!んん?なんだこのスプーン、特徴的!ほとんどくぼみがなくてヘラっぽいスプーン。すくうというか、カレーを削ぐようにスプーンにのせる。
んん!スパイシーだけどマイルドで優しい味わい!
どこか懐かしい味。昔のカレーってこんな感じだったような気がする。昨今のカレーは味が濃くてパンチがあるので、それと比べると淡く感じてしまうかもしれない。しかしながら、カレーはスパイス。スパイシーであることが何よりも重要。味が濃すぎるとスパイス感が薄まってしまう。
カツも揚げたてならなお良いが、駅地下で忙しい労働者に素早く提供するにはこれしかない。だが、歯応えはザクザクでうまい!
適当に食べ進めたところでカツに「うまみソース」を掛け回す。カレーにはサラッとしたウスターソースがよく合う。
スパイスが効いている。カレーは甘めだが、じんわりと額に汗がにじむ。
辛味オイルを足してみる。辣油的な感じか、少しだけ辛味とパンチが生まれる。自分でカスタマイズしてくの楽しいな!
そうそう、横から見たスプーンの形はこんなですよ!
しばし感慨にふける。もうね、うまいとかまずいとかじゃないんですよ。歴史であり、伝統であり、味遺産なんですよ!昔からここにあって、いろんな時代を乗り越えて、今もなお在り続けていることがめちゃめちゃすごい。すべて計算されてます。
カレーハウス11イマサ
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目 B1F 新宿南口地下街 1号 京王モール