山田うどんといえば、埼玉を中心に北関東に広く展開しているうどんチェーン。最近では清瀬市にできた新業態の「ダウドン」なども話題になりました。昔から「ダウドン」と親しまれ、クオリティ度外視でとにかく安いというイメージ。
Googleマップの評価は現時点で★3.3とボチボチな感じ。高評価の意見は「おいしかったです」「安い！」など、褒めていてもあまり熱がこもっていない。一方、低評価は「美味しくはないですね。ほとんど行きません。」「午前中に居る無駄に肥えたオバハン、接客が最悪」「店内がちょっと汚い感じがした」など、不満が溜まっている感じ。
ここ何年、いや何十年も訪れていなかった「山田うどん」。本当は「江川亭」に行くつもりが休みだったので、どうしようか思案していた時に「冷やし中華」のノボリが目に入ってきた。久しぶりだし「山田うどん食堂」の感じになってからは知らないので行ってみることにした。
店内はちょっと暗めというかテンションが下がるような作り。カンターとテーブル、座敷もあってお客さんもそれなりに入っていた。
卓上には醤油、コショウ、七味に加え、備え付けの「たくあん」がある。
メニューが新しくなって、なんだか種類も増えてる！ような気がする！んー、写真もおしゃれになってうまそうに見える。
えー、定食もあって、セットの組み合わせによっては1,000円を超えるのもある！マジ？「生姜焼き定食」なんてめっちゃうまそう！なんかもう、昔の貧相なワカメがペラっとのった「給食のうどん」みたいなのは無いの？
ありましたね、これか。「たぬきうどん」280円。安い。ふーん、なるほど全体的にイメージを上げて、値段も上げてきてるような感じですね。
お目当てはあくまで「冷やし中華」。他のメニューにも後ろ髪を引かれながらも「昭和の冷やし中華」630円をオーダー。630円は高い気がするけど、他の店に比べたら安いのか。大盛りも無料なら、まぁまぁお得なのかなぁ。
昔の記憶を辿りながらあーだこーだ考えていると、店員のおばちゃんが「昭和の冷やし中華」を運んできてくれた。
ボン！
おお、見た目は悪くないし、美味しそう！彩もキレイ。もっと貧相なものを想像していたので、意外と好印象。
トッピングはキュウリ、ハム、錦糸玉子、わかめ、プチトマト、紅生姜と皿の淵にからし。
麺も普通の中華麺。特にコレといったものは無いが普通でよかった。味も思ってた通りの感じ。全然不味くはない。そうだ、あれ、スーパーで３玉180円くらいで売ってるヤツ。全くあの味。これはもう自分で「完全再現」できるレベル。いわば「スーパー冷やし中華」ですね。
トマトがプチトマトになって。
ハムも安っぽいハムだけど、全然美味しいです。
もはや「山田うどん」は「うまい、まずい」の話ではなく、そこに「ある」ということが重要で、外回りの営業マンや学生にとっては気軽に立ち寄れるありがたいオアシスですね！ごちそうさまでした。
山田うどん食堂 多摩大橋店
〒192-0031 東京都八王子市小宮町８７３−１