渡邊の油そばはイメージしていたのと違い、とても個性的です。今のお店は紆余曲折があって油そばを復活したとのこと。少し裏手というか、場所は少し分かりづらいかも。小平うどんの近く。
Googleマップの評価は現時点で★4.4だが、まだクチコミ数が9件しかない。評価の内訳は高評価が「金曜日の魔界の日は一度試して欲しい」「美味しい」など。一方、低評価はありませんでしたが「あまり合わなかった」という意見がありました。
店内はカウンターのみで、他にお客さんはいなかった。「毎週金曜日と29日は魔界の日」というのがきになる。
メニューは基本的にトッピングの違う4種類の油そばから選ぶようになっている。そこに麺の量や追加トッピングの指定ができる。ちなみに全品にスープは付いている。例の魔界の日は「魔界の脂そば」¥1,000がある。モザイクがかかってわからない!
とりあえず初見ですが鴨をお願いします。
「ジャンクUFO」とか「ドライカレー油そば」なんて個性的なメニューもあるんですね。
サイドの「桜めし」は静岡県の「桜ごはん」というのベースになっているんだ。へぇ、珍しいな。種類も色々あります。
卓上には、えーとなになに?「和製ヴィネグレット」?と、「オリジナルからし」と「コーレーグース」か。お、全然普通じゃない。ヴィネグレットってフレンチドレッシングのようなものか。からしも普通じゃないのね、あとで使ってみよう。コーレーグースって沖縄のやつじゃん。
もう徹底的に普通なことはしないというか、個性の強い店だなぁ。そうこうしてるうちに油そばがやってきました。
バーン!
おお、これは彩りがキレイ!鮮やか!麺の上にはねぎ、のり、大根おろし、刻み玉ねぎ、なんか葉っぱとメンマ。それと厚みがある鴨肉。うわぁ、すげー。
麺は太麺で平打ち。ツルツルした喉越しでモチモチの食感。全然思ってたのと違った。これ油そばなのかなぁ。でも、繊細な味付けで美味しい!
油そばのねっとり感はなく、さっぱりしていてサラダ感覚。
鴨肉うまー!
肉厚でレアチャーのようなムシャムシャした食感。
さて、少し食べ進めたところで味変カスタマイズ。懸案の「和製ヴィネグレット」をかけ回してみる。と、まさにドレッシング!さらに酸味が加わってさっぱり感。
「オリジナルからし」はマスタードに甘みと酸味が加わって不思議な感じ。
沖縄料理ではおなじみの「コーレーグース」は辛味と泡盛のアルコールでコクが出ます。入れすぎると完全に味が変わってしまう。
先ほども書いた通り、これが油そばなのか?という感じで、どちらかというとサラダうどん的でさらっとしている。量も多くないので女性受けしそう。卓上の調味料を加えると完全に唯一無二の個性的な油そばに。ごちそうさまです!
P.S 久しぶりに近くを通ったら無くなってました!
【閉業】油そば 渡邊
〒206-0002 東京都多摩市一ノ宮 1-31-2